はじめに
「うちの子がスイミングに行きたがらない…」
そんな悩みを抱えている保護者の方は少なくありません。
実は、私自身もその一人でした。
3歳から小学6年生までスイミングスクールに通っていましたが、小学生の頃は毎週の練習が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
「今日は休みたいな…」 「友達と遊びたいな…」
そんなことばかり考えていた記憶があります。
だからこそ、今スイミングを頑張っている子どもの気持ちも、その姿を見守る保護者の気持ちも少しは理解できるつもりです。
そして大人になった今、当時は気付けなかった「水泳の本当の面白さ」がようやく分かりました。
今日は、その話をしたいと思います。

子どもの頃のスイミングは「進級すること」が目標だった
私が通っていたスイミングスクールは、ごく一般的なスクールでした。
毎週1回、約1時間のレッスン。
クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライと、それぞれの泳ぎ方を少しずつ覚えていきます。
そして月に1回ある進級テスト。
テストに合格すれば一つ上の級へ。
合格できなければ翌月に再挑戦。
この繰り返しでした。
もちろん、この仕組み自体はとても大切です。
泳ぎの基本を身につけ、安全に泳げるようになるためには欠かせません。
実際に、今の私が泳げるようになったのも、この積み重ねがあったからです。
でも当時の私は、水泳の楽しさが分からなかった
小学生だった私は、
「なぜ同じことを何回も練習するんだろう。」
そんなことを思っていました。
泳げるようになることは嬉しい。
進級できればもっと嬉しい。
それでも、毎週通うこと自体は苦痛でした。
学校が終わって、友達は遊んでいる。
その横で私はプールへ向かう。
正直、子どもだった私には、その時間の価値が分かっていませんでした。

大人になって初めて気付いた「水泳の本当の魅力」
今になって思うことがあります。
水泳という競技は、ただ泳げればいいスポーツではありません。
1秒。
0.5秒。
0.1秒。
時には0.01秒。
そのわずかな差を縮めるために、
フォームを見直したり、
キックを工夫したり、
スタートを改善したり、
ターンを速くしたり。
ほんの少しの工夫の積み重ねでタイムが変わります。
そこに、水泳の面白さがあります。
速く泳げるようになった理由を考え、試して、結果につなげる。
この「考える楽しさ」は、子どもの頃の私は全く気付いていませんでした。
「速くなる理由」を知るだけで練習は変わる
例えば、
- 手の入水位置を少し変える
- キックのタイミングを合わせる
- 頭の位置を意識する
- ストリームラインをきれいにする
たったこれだけでもタイムが変わることがあります。
その変化が分かると、
「もう一回やってみよう。」
という気持ちになります。
ただ先生に言われたことを繰り返すだけではなく、
「どうしたらもっと速くなるんだろう。」
そう考えられるようになると、水泳は一気に面白くなります。

私がこのブログを書いている理由
だから私は、このブログで泳ぎ方だけを紹介したいわけではありません。
もちろん、
クロールのコツ。
背泳ぎで曲がらない方法。
平泳ぎで進まない原因。
バタフライが苦しくならない泳ぎ方。
こうした技術も分かりやすく伝えていきます。
でも、それ以上に伝えたいことがあります。
「工夫すると速くなる。」
「できなかったことができるようになる。」
「昨日の自分を少しだけ超えられる。」
そんな達成感を、一人でも多くの子どもに味わってほしいのです。
保護者の方へ伝えたいこと
もし、お子さんが
「スイミングに行きたくない。」
と言ったとしても、それは決して珍しいことではありません。
私もそうでした。
だから無理に「頑張れ」と言うより、
「今日は何ができるようになった?」
「昨日より速く泳げた?」
そんな小さな成長に目を向けてあげてほしいと思います。
進級だけが成長ではありません。
昨日より少しフォームが良くなった。
ターンが速くなった。
最後まで泳ぎ切れた。
そうした積み重ねが、やがて大きな自信になります。
このブログで伝えていきたいこと
私自身、子どもの頃は「早く終わらないかな」と思いながら通っていたスイミングスクールでした。
それでも、大人になって振り返ると、あの経験は決して無駄ではありませんでした。
だからこそ、このブログでは、進級テストに合格するためだけの情報ではなく、「もっと速く泳げるようになるにはどうすればいいのか」「なぜその練習が必要なのか」を、小学生にも分かる言葉で発信していきます。
子どもたちが「練習はつらいもの」ではなく、「工夫すると楽しいもの」と思えるきっかけになれたら嬉しいです。
そして保護者の方には、お子さんの小さな成長を一緒に喜びながら見守るヒントを届けていきたいと思っています。
あの頃の私が知りたかったことを、今の子どもたちへ。
そんな思いを込めて、このブログを書き続けていきます。






