はじめに
「バタフライだけ全然できない…」 「クロールや背泳ぎは泳げるのに、バタフライになると急に進まなくなる。」
スイミングスクールでは、このような悩みを持つ子どもは少なくありません。
実は、バタフライは4泳法の中でも最も習得が難しい泳ぎと言われています。
そのため、最初はできなくて当たり前です。
世界で活躍するトップスイマーも、最初からバタフライが得意だったわけではありません。何度も失敗を繰り返しながら、少しずつ泳げるようになっています。
この記事では、小学生がつまずきやすいポイントと、その改善方法、そして保護者ができる励まし方を分かりやすく紹介します。
バタフライが難しい理由
バタフライは、
- 手
- キック
- 呼吸
- 身体のうねり
この4つを同時に動かします。
つまり、一つでもタイミングがズレると、一気に泳ぎにくくなってしまいます。
しかし、難しいからこそ、一つずつできるようになれば必ず上達します。
バタフライ初心者がつまずく5つのポイント
① 身体が沈んでしまう
一番多い悩みです。
息継ぎをすると頭だけを持ち上げてしまい、お尻や足が沈んでしまいます。
改善ポイント
- 前を見るのではなく少し前を見る
- 顎を上げ過ぎない
- 呼吸が終わったらすぐ顔を戻す
得られる効果
身体が水面近くを進むようになり、楽に泳げるようになります。
② キックだけで疲れてしまう
初心者は一生懸命キックを打とうとしてしまいます。
しかし、強く蹴れば速くなるわけではありません。
改善ポイント
- 股関節から動かす
- 膝を曲げ過ぎない
- リズム良く蹴る
得られる効果
少ない力でも前へ進めるようになります。

③ 手を回すのが苦しい
腕の力だけで水を押そうとすると、すぐ疲れてしまいます。
改善ポイント
- 水を後ろへ押すことを意識する
- 力いっぱい回さない
- 身体全体で泳ぐ
得られる効果
腕への負担が減り、長く泳げるようになります。
④ 呼吸が間に合わない
初心者が最も苦戦するポイントです。
苦しくなると焦ってしまい、フォームも崩れてしまいます。
改善ポイント
- 顔は少しだけ上げる
- 呼吸したらすぐ水へ戻す
- 水中でしっかり息を吐く
得られる効果
呼吸に余裕ができ、リズム良く泳げます。
⑤ タイミングが合わない
バタフライは
- キック
- 手
- 呼吸
すべてのタイミングが重要です。
最初から合わせられる子はほとんどいません。
改善ポイント
一度に全部やろうとせず、
- キックだけ
- 手だけ
- 呼吸だけ
と分けて練習しましょう。
少しずつ組み合わせることで、自然と泳げるようになります。
保護者ができる励まし方
バタフライを始めたばかりの子どもは、「できない自分」に落ち込んでしまうことがあります。
そんなときに大切なのは、結果だけではなく成長を認めることです。
おすすめの声かけ
- 「昨日より長く泳げたね!」
- 「今日はキックがすごく上手だったね!」
- 「少しずつできるようになってるよ!」
- 「頑張って続けていることがすごいね!」
このような声かけは、子どもの自信につながります。
反対に、
- 「なんでできないの?」
- 「もっと頑張りなさい」
という言葉は、プレッシャーになってしまうことがあります。



世界のトップ選手も失敗を繰り返している
やのような世界トップクラスのバタフライ選手も、幼い頃から何度もフォームを修正しながら練習を重ねてきました。
トップ選手でも、一度で完璧なフォームを身につけたわけではありません。
「できない」を繰り返しながら、「できる」を少しずつ増やしてきたのです。
だからこそ、今うまく泳げなくても心配する必要はありません。
バタフライが上達する3つのコツ
コツ 意識すること 焦らない 少しずつできれば大丈夫 基本を大切にする キック・呼吸・うねりを分けて練習する 楽しむ 成長を感じながら続ける
まとめ
バタフライは、初心者にとって最も難しく感じる泳法です。
しかし、それは才能がないからではありません。
動きが複雑だからこそ、誰もが最初はつまずきます。
一つひとつの動きを丁寧に練習し、小さな成功体験を積み重ねていけば、必ず泳げるようになります。
保護者の温かい励ましは、子どもの成長を大きく後押しします。
焦らず、比べず、「昨日の自分より少し前進できた」という気持ちを大切にしながら、親子でバタフライに挑戦していきましょう。



