
平泳ぎで進まないと悩んでいませんか?
「一生懸命泳いでいるのに前に進まない」 「自由形より疲れるのにスピードが出ない」 「子どもがスイミングスクールで平泳ぎを習っているけれど、なかなか進まない」
このような悩みはとても多くあります。
実は、平泳ぎは4泳法の中でもタイミングが最も重要な泳ぎ方です。
力が足りないから進まないのではなく、フォームやタイミングを少し改善するだけで、一気に進むようになることも珍しくありません。
この記事では、平泳ぎで進まない原因と改善方法を、実例を交えながらわかりやすく解説します。
平泳ぎで進まない5つの原因
1. キックで水を後ろへ押せていない
最も多い原因がキックです。
よくある失敗は、
- 足を大きく開きすぎる
- 膝だけ曲げてしまう
- 足の裏で水を押せていない
この状態では、水を後ろではなく横や下へ押してしまいます。
改善ポイント
- 膝は肩幅くらいまで
- 足首をしっかり外へ向ける
- 足の裏全体で水を押すイメージ
**「水を蹴る」のではなく「水を後ろへ押す」**ことを意識しましょう。

2. 手で水をかきすぎている
平泳ぎは腕を大きく回す泳ぎではありません。
初心者ほど、
「たくさんかけば速くなる」
と思ってしまいます。
しかし、実際は抵抗が増え、スピードが落ちます。
改善ポイント
手は肩幅より少し広いくらいまで。
胸の前で素早く戻しましょう。
腕で進もうとせず、キックにつなげる準備と考えることが大切です。
3. 頭が上下しすぎている
息継ぎで頭を高く上げると、
- お尻が沈む
- 足も沈む
- ブレーキがかかる
という悪循環になります。
実例
ある小学生の選手は、息継ぎで顔全体を持ち上げていました。
コーチから
「口だけ水面から出せばいいよ」
とアドバイスを受けて練習したところ、体が沈まなくなり、以前より楽に進めるようになりました。
4. キックと手のタイミングが合っていない
平泳ぎは
- 手をかく
- 息継ぎ
- 足を蹴る
- 伸びる
この順番が基本です。
ところが、
- 手をかきながら足を蹴る
- 足を蹴る前に伸びてしまう
など、タイミングがずれると進みません。
改善ポイント
「手・足・伸び」
このリズムを覚えましょう。
5. 伸び(グライド)が短い
初心者は急いで次の動作に入ってしまいます。
しかし、平泳ぎは伸びている時間が一番速い泳ぎです。
せっかくキックで加速しても、すぐ手をかくとスピードを失います。
改善ポイント
キックの後は
「1、2」
と心の中で数えるくらい伸びましょう。

平泳ぎが進むようになる3つのコツ
コツ① ストリームラインを意識する
キック後は
- 両手をまっすぐ伸ばす
- 耳の横に腕をつける
- 顔は下を見る
これだけで水の抵抗が大きく減ります。
コツ② 力を抜く
平泳ぎは力任せでは速くなりません。
力を入れるのは
- 手で水をつかむ瞬間
- 足で水を押す瞬間
だけです。
それ以外はリラックスしましょう。
コツ③ 「止まらない泳ぎ」を意識する
平泳ぎでは、
止まる→動く→止まる
ではなく、
滑るように泳ぐイメージが大切です。
自宅でできる練習方法
タオルキック
仰向けになり、平泳ぎのキックをゆっくり行います。
効果
- 足首が柔らかくなる
- 正しいキックを覚えられる
カエルジャンプ
平泳ぎのキックを使って前へジャンプします。
効果
- キックの力が身につく
- 足裏で押す感覚が覚えられる
ストリームライン練習
壁に背中をつけて、
- 手を伸ばす
- 腕を耳につける
- お腹に力を入れる
30秒キープを3セット行います。
チューブトレーニング
トレーニングチューブを引きながら、平泳ぎの腕の動きをゆっくり繰り返します。
効果
- 水をつかむ感覚が身につく
- 正しい腕の軌道を覚えられる

よくある質問
Q. 平泳ぎだけ遅いのはなぜ?
平泳ぎはタイミングとフォームの影響が大きいためです。
筋力よりも技術が重要なので、正しい動きを身につければ速く泳げるようになります。
Q. キックだけで進めません。
足の裏で水を後ろへ押せていない可能性があります。
ビート板を使ったキック練習を繰り返すと改善しやすくなります。
まとめ
平泳ぎで進まない原因の多くは、力不足ではなくフォームとタイミングにあります。
改善するポイントは次の5つです。 原因 改善方法 キックが弱い 足の裏で後ろへ押す 手をかきすぎる 小さく素早くかく 頭を上げすぎる 口だけ水面に出す タイミングが悪い 「手→足→伸び」の順番を守る 伸びが短い キック後にしっかり滑る
毎日の練習で少しずつ意識を変えるだけでも、泳ぎは大きく変わります。
焦らず基本を繰り返し練習して、「楽に進む平泳ぎ」を身につけましょう。




