
少年サッカーの応援!親御さん目線で考える「正しい応援」とは
はじめに
土日の朝、まだ眠い目をこすりながら子どもの試合会場に向かう。
そんな週末を過ごしている親御さんは、日本中にたくさんいます。
少年サッカーの応援は、単なる「観戦」ではありません。
子どもたちの成長を支える、大切な活動のひとつです。
でも実際にグラウンドに立ってみると、こんな戸惑いを感じたことはありませんか?
・「大きな声を出したいけど、どこまでがOKなの?」
・「ミスした時、なんて声をかければいいんだろう」
・「他の親御さんの視線が気になる…」
・「審判の判定に納得いかないけど、口を出していいの?」
このモヤモヤ、実はとても多くの親御さんが抱えています。
今回は、少年サッカーの応援における「マナー」と「心構え」について、親目線でじっくり考えていきます。
- 応援は「選手のため」にある
まず大前提として押さえておきたいのが、応援の主役は子どもたちだということです。
つい熱くなって、大人同士が張り合うような応援になってしまうことがあります。
「うちの子の方がうまい」「あのチームは反則ばかりだ」——こうした感情が声に出てしまうと、子どもたちはそれを敏感に感じ取ります。
サッカーというスポーツは、ミスがつきものです。
パスミス、シュート外し、判断の遅れ。プロの試合でも当たり前に起こることが、成長過程の子どもたちに起こるのは当然のことです。
大切なのは、ミスをした瞬間にこそ、温かい声をかけること。
「大丈夫、次いこう!」「ナイスチャレンジ!」
この一言があるかないかで、子どものプレーへの向き合い方が大きく変わってきます。
- 「教えたい」気持ちをぐっとこらえる
応援していると、つい戦術的な指示を飛ばしたくなる瞬間があります。
「もっと前に出ろ!」「そこはパスだろ!」
親としては良かれと思って言っているのですが、これはグラウンドに立つコーチの役割を奪ってしまう行為でもあります。
子どもの視点に立つと、ピッチの中でコーチの指示と親の指示、両方が飛んでくる状態になります。
これでは判断に迷ってしまい、かえってプレーの質が落ちてしまうことも。
応援は「後押し」であって「指示」ではない。
このスタンスを意識するだけで、応援の質はぐっと変わります。
具体的には、以下のような声かけがおすすめです。
・「ナイスファイト!」
・「切り替えていこう!」
・「いいトライだった!」
結果よりも、挑戦した過程を認める言葉を選ぶことがポイントです。
- 審判への態度は、子どもが一番見ている
少年サッカーの試合では、審判を担当するのはボランティアの指導者や、時には保護者自身であることも珍しくありません。
判定に納得できないこともあるでしょう。
「今のはファウルだろう」「オフサイドじゃないの?」
心の中でそう思うことは自然な感情です。
しかし、それを大声でグラウンドに向かって叫んでしまうと、子どもたちは「大人は審判に文句を言ってもいいんだ」と学んでしまいます。
サッカーというスポーツにおいて、審判の判定を尊重する姿勢はフェアプレーの基本です。
子どもたちにその姿勢を伝えたいなら、まず大人が手本を見せる必要があります。
判定に疑問がある場合は、試合後にチームの指導者を通じて確認する、というのが望ましい対応です。
その場での抗議は、どんな理由があっても控えるようにしましょう。
- 相手チームへのリスペクトを忘れない
自分の子どものチームを応援するのは当然のことですが、相手チームの選手たちも同じように一生懸命プレーしている子どもたちです。
相手の選手がミスをした瞬間に喜んだり、相手チームへの野次のような発言をしたりするのは絶対に避けたいところ。
むしろ、相手チームの好プレーには拍手を送るくらいの余裕があると、グラウンド全体の雰囲気がとても良くなります。
「いいシュートだったね」
「相手も頑張ってるな」
こうした一言が自然に出てくる親御さんの子どもは、スポーツマンシップを自然と身につけていくものです。
- 応援グッズ・服装にも配慮を
意外と見落とされがちなのが、応援時の服装やグッズに関するマナーです。
・チームカラーのTシャツやタオルを揃えるのは盛り上がる一方、あまりに過度な応援グッズ(大きな旗や太鼓など)は、他の観戦者の視界を遮ったり、音で試合の妨げになったりすることがあります
・会場によっては応援エリアが指定されていることも多いので、事前に確認しておくと安心です
・撮影・動画配信についても、他の子どもたちが映り込む可能性があるため、SNS投稿時は配慮が必要です
こうした細かな気配りの積み重ねが、「応援しやすい環境」を作っていきます。
- 試合後の声かけが一番大事かもしれない
実は、応援の真価が問われるのは試合中よりも「試合後」かもしれません。
勝った試合はもちろん、負けた試合、うまくいかなかった試合の後こそ、親の声かけが子どもの心に残ります。
やってしまいがちなNGな声かけ:
・「なんであそこでシュート打たなかったの?」
・「もっと走らないとダメだよ」
・「今日は良くなかったね」
こうした「反省会」を試合直後にしてしまうと、子どもはサッカー自体を楽しめなくなってしまう可能性があります。
おすすめなのは、まず結果に関わらず「楽しかった?」「頑張ったね」と受け止める一言。
振り返りが必要なら、少し時間を置いてから、本人が話したいタイミングで聞いてあげるくらいの余裕を持ちたいところです。
まとめ:応援は、子どもへの一番のギフト
少年サッカーの応援マナーについて、6つのポイントを見てきました。
- 応援の主役は子ども自身
- 指示ではなく後押しの言葉を
- 審判への態度が子どもの手本になる
- 相手チームへのリスペクトを忘れずに
- 服装やグッズへの配慮も大切
- 試合後の声かけこそ本当に大事
どれも特別難しいことではありません。
でも、意識するとしないとでは、子どものサッカーへの向き合い方が大きく変わってきます。
次の週末、グラウンドに立つときは、ぜひ今日の内容を少しだけ思い出してみてください。
子どもたちの成長を、温かく後押しできる応援を、一緒に目指していきましょう。




