
「うちの子だけ、なかなか水に顔をつけられない…」
スイミングスクールへ通い始めると、多くの保護者が一度は感じる悩みです。
しかし、水に顔をつけられないのは珍しいことではありません。無理に練習させると、水への恐怖心が強くなってしまうこともあります。
この記事では、水に顔をつけられない原因と、家庭やスイミングスクールで実践できる克服方法をわかりやすく解説します。
水に顔をつけられない主な原因
まずは原因を知ることが大切です。
水が怖いという気持ちがある
最も多い原因です。
顔に水がかかる経験が少なかったり、水が鼻や口に入った経験があると、「また苦しい思いをするかもしれない」と感じてしまいます。
恐怖心は子どもにとって自然な反応なので、焦る必要はありません。
息を止める感覚がわからない
顔を水につける前に息を吸い、水の中では止めるという動作が難しい子もいます。
この感覚が身につくと、水への不安は大きく減ります。
鼻に水が入る
鼻に水が入ると痛みや違和感があり、それが苦手意識につながります。
「ブクブク」と息を吐く練習を繰り返すことで改善しやすくなります。
周りと比べて焦ってしまう
友達ができている姿を見ると、「自分だけできない」と感じてしまう子もいます。
一人ひとり成長のスピードは違います。
比べる相手は昨日の自分です。



水に顔をつけられるようになる5つのステップ
① 顔に水をかけることから始める
いきなり潜る必要はありません。
手で水をすくって頬やおでこにかけるだけでも十分な練習です。
② お風呂で遊びながら練習する
お風呂は安心できる環境です。
・口でブクブクする
・鼻から息を出す
・3秒だけ顔をつける
遊び感覚で続けることが大切です。
③ 保護者がお手本を見せる
子どもは真似をするのが得意です。
楽しそうに顔をつける姿を見るだけでも安心感につながります。
④ 「できた」をたくさん褒める
1秒でも顔をつけられたら成功です。
「昨日より長くできたね。」
そんな小さな成功体験が自信になります。
⑤ 無理をさせない
泣きながら練習すると、水泳そのものが嫌いになってしまうことがあります。
怖がっている日は勇気を出してプールへ来ただけでも十分頑張っています。

やってはいけないこと
次のような行動は逆効果になる場合があります。
- 無理やり顔を水につける
- 他の子と比較する
- 「なんでできないの?」と責める
- できないことだけを指摘する
子どもは安心できる環境でこそ成長します。
水に顔をつけられるようになると世界が変わる
顔をつけられるようになると、
- 水への恐怖心が減る
- 息継ぎの練習へ進める
- クロールなど4泳法の基礎が身につく
- プールで遊ぶことがもっと楽しくなる
- 「自分にもできた」という自信につながる
最初の一歩は小さくても、その先には大きな成長が待っています。
まとめ
水に顔をつけられない原因は、怖い気持ちや息の仕方がわからないことなど、さまざまです。
大切なのは、子どものペースを尊重し、小さな成功体験を積み重ねることです。
焦らず、一歩ずつ進めば、多くの子どもは少しずつ水に慣れていきます。
「今日は顔に水をかけられた。」 「今日は3秒だけ顔をつけられた。」
その積み重ねが、やがて自信となり、泳ぐ楽しさへとつながります。
保護者の温かい声かけが、子どもにとって一番の応援になります。


