『また行ってしまった…』何度も自分を責めた40代の私

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40代父親
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「今日だけ」のつもりだった

「今日は少しだけ。」

何度、この言葉を自分に言い聞かせたかわかりません。

仕事帰り。

休日の昼間。

買い物のついで。

理由はいくらでも作れました。

「少し遊んで帰ろう。」

そう思って入ったはずなのに、気づけば財布の中は空っぽ。

ATMへ向かう足だけは、不思議なくらい迷いがありませんでした。

帰り道の車の中。

ハンドルを握りながら、毎回同じことを思うのです。

「またやってしまった…。」

この言葉を、何度自分に向かって言ったでしょうか。


やめたい気持ちは、本当にあった

「そんなに嫌ならやめればいい。」

そう思う人もいるかもしれません。

でも、それができないから苦しかった。

負けて後悔する。

もう二度と行かないと決める。

次の日には普通に仕事をする。

そして数日後には、またホールへ向かっている。

自分でも意味がわかりませんでした。

「俺って意志が弱いのかな。」

「何で同じことを繰り返すんだろう。」

やめたい気持ちは嘘じゃない。

でも、行ってしまう自分も確かにいました。

そのたびに、自分が嫌いになっていきました。


給料日前が一番つらかった

毎月、給料日前になると財布の中を何度も確認していました。

あと何日ある。

口座にはいくら残っている。

今月も厳しいな…。

パチンコで使ったお金を思い出しては後悔する。

「あの日行かなければ。」

そんなことを考えても、お金は戻ってきません。

給料日が待ち遠しいのではなく、「早くこの苦しさが終わってほしい」。

そんな気持ちでした。

お金がない苦しさよりも、自分で減らしてしまったという現実が一番つらかったのです。


家族に嘘はついていない。でも本当のことも言えなかった

「今日はどこ行ってたの?」

何気ない一言なのに、胸が苦しくなる。

「ちょっと買い物。」

「少し出掛けてただけ。」

嘘ではありません。

でも、本当のことでもありませんでした。

家族は何も責めません。

だからこそ余計につらい。

もし今日負けたお金があれば、子どもと外食できたかもしれない。

新しい靴を買ってあげられたかもしれない。

そんなことばかり考えるようになりました。

家族の笑顔を見るたびに、自分が情けなく思えました。


一番つらかったのは、自分を信じられなくなったこと

お金を失ったことも痛かった。

時間を失ったことも後悔しました。

でも、一番失っていたのは、自分への信頼だったと思います。

「もう行かない。」

そう決めた約束を、自分で破る。

また後悔する。

また同じことを繰り返す。

その繰り返しで、いつしか自分の言葉を自分自身が信じられなくなっていました。

「どうせまた行くんだろ。」

そんな声が、頭の中で聞こえるようになっていました。


それでも、少しずつ変われた

ある日、劇的な出来事があったわけではありません。

大勝ちしたわけでもありません。

誰かに叱られたわけでもありません。

ただ、ふと考えたんです。

「このまま10年後も同じことを繰り返していたら、きっと後悔する。」

子どもは成長します。

親も年を重ねます。

失ったお金は、働けばまた稼げるかもしれません。

でも、失った時間だけは戻ってきません。

そのことに気づいたとき、「少しずつでも変わりたい」と心から思いました。


苦しんでいるのは、あなただけじゃない

もし今、この文章を読みながら、

「これ、自分のことだ。」

そう思った人がいるなら、伝えたいことがあります。

あなたは一人ではありません。

私も同じでした。

何度も「もうやめる」と決意しました。

そのたびに失敗しました。

自分を責めました。

情けなくて、惨めで、誰にも言えませんでした。

だからこそ、同じ苦しみを抱えている人の気持ちが少しだけわかります。

大切なのは、一度も失敗しないことではありません。

失敗しても、「もう一度やってみよう」と思えることです。

昨日より今日。

今日より明日。

ほんの少しでも前を向けたなら、それは立派な前進です。


まとめ

あの頃の私は、お金だけを失っていると思っていました。

でも、本当に失っていたのは、自分を信じる気持ち、家族と笑う時間、そして心の余裕だったのかもしれません。

今でも、「行きたいな」と思う日がゼロになったわけではありません。

それでも、あの頃のように自分を責め続ける毎日ではなくなりました。

もし今、あなたが「また行ってしまった」と落ち込んでいるなら、それだけで自分を諦めないでください。

やめたいと思えている時点で、あなたの心は前を向いています。

その一歩は、小さく見えても、きっと未来につながっています。

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